若い頃どっぷりハマっていたアルペンスキーは、リザルトの一秒の中に何人ものライバルが並ぶような「1/100秒を争う」世界。
マテリアルも消耗品もランニングとは比べ物にならないほど高価ですが、一万円で一秒速くなるなら安いものだという価値観がありました。
選手を引退した今でも、マテリアルに対するキケンな価値観だけは残っています。
競技用のスキーに比べたらランシューって安いよねw
そんなこんなで色々と新しいシューズが欲しくなるのですが、同時に貧乏性で捨てられない(^_^;)
今回久し振りに一足のシューズへの想いを断ち切るべく「さよなラン」してきました。
スピードライバル6のさよなラン。
— のちぼう (@obihcon) 2020年8月3日
気に入ったレーシングシューズが廃盤になり、温存のために初めて買った「トレーニング用」シューズ。
軽くて安くてスピードも出る良いシューズですが、流石にクッションも反発もなくなってきました。
いままでありがとうm(_ _)m pic.twitter.com/pWhZnp70aC
初フルの次のオフシーズン、お気に入りだった「フライニットストリーク」が廃盤になり慌ててストックを購入。
レース用に温存すべく、初めて「トレーニング用」という位置づけで選んだシューズがこのスピードライバル6でした。
思えばここがシューズ沼の始まりだったかも知れないw
アウトレットで4,000円ちょっと。
ストリークよりも厚いミッドソールは適度なクッションを備え、価格なりの簡素なアッパーは軽量というメリットを持ち脚がくるくる回る。
何よりも走っても走っても減る様子のないアウトソールは流石「部活用」シューズ!
ストリークのように身の程知らずなハイスペックではないにも関わらず、速い人も履いていて「通っぽい」ところも、当時ランニング初心者だった僕の所有欲を充分に満たしてくれましたw
1,000kmを越えた辺りからは出張ラン用シューズとして大活躍。
軽さに加えて、スーツケースに押し込んでも型崩れしないアッパー、出張先でサヨナラすればお土産を入れるスペースも作れる。
と思ったんですが捨てられないんですよね。
ビジネスホテルのゴミ箱に捨てるのは二つの意味で申し訳なくて。。。
コロナの影響で出張もなくなり、すっかり出番がなくなってしまった。
でも無理に履き続けて故障するのもアホらしいし、同じ用途のシューズも複数に増えた。
オジサンの普段履きにはちょっと派手だしな(^_^;)
4,000円のシューズにここまで入れ込むのもどうかと思いますが、サヨナラの儀式を行なって気持ちの整理もつきました。
いままでありがとうね。
おしまい。