その一分が遠いのよ

アラフィフのおとうさんが体力の低下に抗いながら走ったりします

「TOKYOウルトラマラソン」に行ってきた②(レース中)

※スタートまではこちら

前回の100km(チャレ富士)ではかなり細かくペース戦略を立てたのですが。。。

今回の戦略は

①目標はサブ9

②前半は㌔5で押していく

③後半は㌔6でも目標達成。踏みとどまれた分はタイムに反映

という単純なもの。

コースは江戸川右岸の12.5kmを4往復。細かいアップダウンはあるけど、中長期的には上流向き/下流向きのほうがタイムに影響するのかな?

petaさんの神ツール(いつもお世話になっています)

②は突っ込みすぎにも思えますが、Beyond(あ、ブログ記事公開してなかった)のペーサーで実践したので不安はありませんでした。
③の「タレたって㌔6はキープできるやろ」という前提が甘かった(^_^;)

 
~10km    00:47:35    (㌔4:46) 

(想定タイム0:50:00)

序盤は時計を見ずに体感で「気持ち良く楽に」進むペースを探す。

風もなく気温も低めのベストコンディション。

トップの方に着いて行くのはちょっと速すぎる感覚。

3~4名で二位集団を形成して、目標タイムや想定ペースの情報交換をしながら進む。

長いレースのこのやりとりが好き(*^_^*)

想定していた㌔5よりも速めだけど、自然な動きで進めているのでこのペースを維持。

 

~20km    01:34:01    ラップ0:46:26 (㌔4:38)

※ログの積み上げなので端数分の誤差あり

(想定タイム1:40:00 想定ラップ0:50:00)

アップダウンやエイド/トイレで集団のメンバーが少し入れ替わる。

7:00スタート(100km11時間オーバーの目標タイム組との話だけどなぜかサブ10のペーサーがいるw)のランナーさんとスライドし始める。

気持ち良くエールを交換する人、塩対応の人(T_T)

前者のランナーさんとは4往復の間で何度も元気を交換できた(*^_^*)

(HPに「ゲストランナー」と紹介されていた方が後者だったのはちょっとガッカリ)

集団から抜け出していったランナーさんが先頭に追い付き共にペースダウン、二人の背中が少し近付いてきたので追ってみる。

特に出力を上げることもなく追いつき、なんと声を掛ければ良いのかわからず無言で抜き去りトップに立つ。いま思うとまあまあ失礼(^_^;)

※ちなみにこのお二人がワンツーフィニッシュ。結果的にこの先は「暴走」だったと言われても仕方ありませんね。

 

~30km    02:20:29    ラップ0:46:28    (㌔4:38) 

(想定タイム2:30:00 想定ラップ0:50:00)

「先導車の真後ろを走る機会なんてなかなかないよね」と楽しくなりパシャリ。

スタート折り返しのエイドでメダリストのBCAAを摂る。同じものを一箱持ち込んでいたけど、愛用品がエイドにおいてあるのはありがたい(結構高いしねw)

トップには出たけど、特に浮足立つこともなく冷静に着地衝撃を抑えるフォームを意識してペースを維持。

 

~40km    03:10:30    ラップ0:50:01    (㌔5:00)

(想定タイム3:20:00 想定ラップ0:50:00)

二度目の折り返し(37.5km)でゴールタイムを計算。

あわよくば8.5という皮算用はあっても、さすがにサブ8ペースは速すぎる。

サブ9ペース(㌔5:24)まで落として区間トータルで㌔5

ここで先ほど抜いたランナーさんにパスされたけどキニシナイ。

あの人は間違いなく超速い(力みが1ミリも感じられないフォーム)

 

~50km    04:04:33    ラップ0:54:03    (㌔5:24)

(想定タイム4:10:00 想定ラップ0:50:00)

無理なくサブ9ペースを維持。

先ほど追いついたうちのもう一人に抜かされる。

どこか故障しているかのように辛そうなフォームなのに力強く粘り強く進んで行く。

ああ、この人も間違いなく僕より速い人だ。無理せず見送る。

 

~60km    05:00:52    ラップ0:56:19    (㌔5:37)

(想定タイム5:00:00 想定ラップ0:50:00)

上流に向かう登り基調でサブ9ペースが少しキツくなる。

堅実にサブ9の考えが頭をよぎるが、ペースを維持できれば8.5もまだ圏内。

しばらく粘るが5:30越えのラップが目立ち始める。

「残りは㌔6でもサブ9」ラインに追いつく(追いつかれた?)

このままペースを維持できても想定ゴールタイムは8:45ぐらいと計算。

堅実にサブ9狙いに切り替えて㌔6をキープ。

69kmあたりで「多目的トイレブラザーズ」の兄貴、zunzumanさん登場!

朝のツイートを見てわざわざ来てくれたって(T_T)

 

~70km    06:00:20    ラップ0:59:28    (㌔5:57)

(想定タイム6:00:00 想定ラップ1:00:00)

zunさんに並走してもらえた3回目のスタート折り返し(75km)までは本当に楽にペースをキープして進むことができました。

「zunさん意外とピッチ型なんだな~」なんて考えながら走っていたのですが、実はこんな心遣いが!

泣ける(T_T)

(あ、内緒だったw)

@zunさんスポーツ

サンキューマイブラザー!!!(T_T)

@zunさんスポーツ

~80km    07:00:36    ラップ1:00:16    (㌔6:02)

(想定タイム7:00:00 想定ラップ1:00:00)

zunさんに見送られて突入した最終(4)周回。

序盤で同じ集団を形成し、ここまで抜きつ抜かれつしていた皆さんは、概ね同じようにペースダウン。

順位は落ち着いたかな?と思いきや中盤からジワジワと差を詰めてきていたアルファフライの女性とボボブラジルさん(帰宅後にボボさんだと知りました)に抜かされる。

ああ、ウルトラで結果を出すのはああいう堅実なペースマネジメントができるランナーさんなんだよなー。と今更ながらw

 

~90km    08:05:23    ラップ1:04:47    (㌔6:29)

(想定タイム8:00:00 想定ラップ1:00:00)

最後の折り返しを過ぎたあたりで右の中足骨が痛み出す。

後のことを考えてDNFも頭をよぎったけどここは復路。自分の脚で戻るしかないw

㌔6を超える時間が増え始める。

エイドでコカ・コーラとカントリーマアムを摂って右のシューレースを緩める。

そういえばTabisukeで買った「30分だけ効く高級ジェル」を持ってた!

飲んでみる。美味しくないw

 

~Finish    09:03:59    ラップ0:58:54    (㌔5:53)

(想定タイム9:00:00 想定ラップ1:00:00)

高級ジェルが効いたのか92kmのラップで復活の㌔5:10!!!

直後に古傷の左腸脛靭帯が疼きだす。“”高級ジェルの効果は30分持たなかったwww

ペースが落ちた辺りではるやまさん登場!カメラを向けられてカラ元気。

@はるやまスポーツ

のち「そうか、ここホームコースですね?」

はる「いえ、そうではないです」

泣ける(T_T)

わざわざありがとうございます!!!


のち「腸脛靭帯痛くて、ちょっと9時間に間に合わなそうです」

はる「行きましょうよ!」

 

そのまま先行して引いてくれる。ふり絞るけど着いていけない。

「まだいけますよ!」と声を掛けてはるか前方に。

何も語らないけど、背中が「ここがサブ9ラインだよ」「根性出して着いてこいや!」と言ってくれているような気がして情けなくなる。

※脚が動かないだけで他は元気なので余計な想像がグルグル回りますw

@はるやまスポーツ

ああ、これがうわさに聞くはるやまさんのドSモードなんだな。

と思っていたけど、」今回は完全に菩薩モードだったそうですw

痛くてツラくて情けなかったけど、はるやまさんのおかげで最終ラップは再び㌔5分台に戻してゴールすることができました(*^_^*)

@はるやまスポーツ

3周回、4周回、どちらも心折れるタイミングで仲間にパワーをもらえたのは本当に大きかったです。もう一人誰か来てくれていればサブ9 お二人やSNSで応援して下さった皆さんには本当に感謝しています!

@はるやまスポーツ

4分足りなかったのは本当に悔しいのですが、体調管理も含めてウルトラマラソンだと考えればPBは30分更新。導入して良かったこと、次はやっちゃダメなこと(主に暴走w)得るものの多いレースでした。

97人中8位という内容も正直言ってウレシイの(*^_^*)

80km以降からゴールして着替えが終わるぐらいまでは「100kmの持ちタイムはこれでいいや(もう走りたくない)」と思っていたのですが、既にチャレ富士でサブ9に再トライしようか?同じコースの4月のレースのほうが確実かな?いやいや5LAKESやいっそ矢倉沢往還でオーバー100kmに、とワクワクしている自分がいますw

 

おしまい。

※スターやコメントを頂けると、嬉しくて練習のペースが上がります!